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向上委員会情報発信チーム

感動をありがとう!「鬼滅の刃」大ヒットの理由を考察!(前編)

2020.12.15

皆様ご無沙汰しております。今年も残すところあとわずかとなり、2020年を振り返ってみました。。。
・・・(-_-;) はい。今年の思い出は・・・特にありませんでした。
コロナのバカヤロー( `―´)!

多くの方がそうだと思いますが、今まで当たり前にあった日常が制限されてしまいましたよね。

改めて調べてみると、日本国内で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのが1月16日でした。
そして4月7日に東京や大阪など7都府県に緊急事態宣言が出され、4月16日には緊急事態宣言を全国に拡大しました。この緊急事態宣言の前後、東京での新規感染者数は100~200人でした。現在では500~600人となっております。

医療従事者の方々は、休みもなく心労やストレスも多いはずです。本当に頭が下がる思いです。経済の立て直しと、感染拡大防止の両立の難しさを痛感します。

先日発表された、ユーキャン新語・流行語大賞2020年をみても、この1年がコロナ中心だったとわかります。

(巷では流行語大賞を取ると、翌年消えるというジンクスがあるので、いち早くコロナが過去のものになることを願います)

 

年間大賞)3密
愛の不時着
あつ森
アベノマスク
アマビエ
オンライン○○
鬼滅の刃
GoToキャンペーン
ソロキャンプ
フワちゃん

私が今年の流行語の中でも語りたいのは「鬼滅の刃」についてです!なぜここまで大ヒットすることが出来たのでしょうか?漫画大好きの私としては、調べずにはいられません!そんなわけで日本中で大ブームの「鬼滅の刃」について熱く語りたいと思います( *´艸`)  

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ご存知の方も多い思いますが「鬼滅の刃」とは週刊少年ジャンプにて連載していた漫画で大正時代を舞台にしたアクションアドベンチャーで、「人を喰う鬼」とそれを退治する鬼殺隊との戦いを描いたストーリーです。2016年に連載がスタートしていますが、当初はそこまでの人気ではありませんでした。ここまでの大ヒットした理由を自分なりに分析してみました。

ヒットの理由はいくつもあると思いますが、大きく3つに絞らせていただきました。

ヒットの理由その1「伝統×革新の神設定」
第1話を見た感想はこれ少年ジャンプ!?でした。序盤から家族が惨殺されてしまうという展開に驚きました。本作を読んだ人の多くが「ジャンプらしからぬ作品」と言います。ジャンプの三大原則といえば「友情・努力・勝利」(近年は大きく変わってきていますが・・・) 鬼滅の刃はその3つの要素もありますが、異彩を放っています。それは「死」と真っ向から向き合っているからなのかなと思います。泣けるシーンが多いです(´;ω;`)
クリリンにしても、エースにしても物語の序盤では死にません。鬼滅の刃では重要と思われるキャラでも次々と死んでいきます。悲しむ間もなく、めまぐるしく変化するストーリーに翻弄され、いつの間にか読者は魅了されるのです。

また作者の吾峠呼世晴先生は「ジョジョの奇妙な冒険」好きと公言しています。ジョジョの1~2部は呼吸法による波紋を使い吸血鬼を倒す点や、鬼舞辻無惨=ディオ、産屋敷家=ジョースター家などの「血統」の対立など、オマージュされているのかなと感じます。そして‟BLEACH”や‟るろうに剣心”などに見る「侍・刀・組織」なども鬼殺隊や柱などを見ていると、男子の好きな設定を分かっているな~と感じます。

さらに鬼滅の刃の凄いのは、少年漫画王道のハードウェアに「家族愛」のソフトウェアを組み込んでいる点です!主人公の竈門炭治郎は唯一生き残った妹で鬼となってしまった妹・禰豆子を人間に戻すため剣をとります。悟空やルフィは、誰よりも強くなりたい!まだ見ぬ冒険・ロマンを追い求めたい!といった主人公とは異なります。家族思いの人格者、優しすぎるぐらいです。炭治郎の優しさには癒されます(*´з`) また善逸や伊之助、柱や敵の鬼にさえも悲しい過去と家族愛の物語があります。感情移入しやすい魅力的なキャラクターが味方にも敵にも多くいる点は女心を分かっているな~と感じます。(柱にも上弦にもイケメン多いですよね♬)

伝統の鉄板設定(ハードウェア)に革新の心揺さぶる愛の物語(ソフトウェア)が老若男女から愛される理由の1つなのではないでしょうか。


ヒットの理由その2「アニメ」

私が鬼滅をはじめてみたのは、漫画ではなくアニメが先でした。娘が自粛期間中の4月頃Amazonプライムビデオで「鬼滅の刃」のアニメを見ているのを、横で一緒にみていました。映像もキレイで、かっこよくて、ストーリーも切ないけどめちゃくちゃ面白いやん!と秒ではまり、1話からすべて一気に見ました。見れば見るほど魅了されていきました。正直この年になってアニメに夢中になるとは思ってもみませんでした(*´з`)(今までアニメはジブリとディズニー以外、ほとんど見たことがありませんでした)

私の図式) アニメ面白い→単行本全巻購入→どっぷりハマる→映画館へ→また映画館へ

アニメを手掛けているufotableの監督のインタビュー記事を読んだのですが、アニメの第1話完成までに1年を費やしたそうです。何度もロケハンたり、丁寧に人物ドラマを描き、原作のファンをがっかりさせてはいけないとの強い思いで作り上げたそうです。 華麗でダイナミックなアクション描写や、3Dレイアウトを駆使した大胆なカメラワークとスピード感を伴った映像は世界トップレベルのクオリティです!また原作には描かれていない登場人物の内面描写などが足されています。こうした原作以上の情報量が詰め込まれているので、単行本を読んでストーリーを知っている人でも面白い訳ですね。声優さんや主題歌も世界観ドンピシャなので凄いです!

アニメスタジオ“ufotable”と原作との相性の良さが産み出した、魅力あふれる演出がファンを拡大させ大ヒットにつながったのではないでしょうか。

鬼滅の刃のアニメの評価は単行本の売上数字を見れば一目瞭然です! 漫画のアニメ化が単行本の売上を大きく伸ばすとは言われますが、アニメ放送前、累計発行部数は11巻までで250万部でしたが、放送終了後には1200万部まで跳ね上がりました。そして、現在の累計発行部数は驚異の1億部突破!単行本23巻の初版は驚異の395万部です!! (ドラゴンボールですら単行本の最高初版は220万部です)
ちょっと長くなりましたので、続きは 「鬼滅の刃」のヒットの理由を考察!(後編)にて!

日本中が全集中!新記録づくしの「鬼滅の刃」 大ヒットの理由を考察!(後編)

 

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